BOHOとはボヘミアン(BOHEMIAN) の自由な感覚とNYのヒッピー、エスニックスタイル(SOHO)を融合した造語。BOHOスタイル、BOHOウェディング、BOHOインテリア等として使用されていますが、今回は「本当のBOHO(ボーホー)スタイルのウェディング」についてのお話。
ケイト・モスとジェイミー・ヒンスのBOHOウェディング
「BOHOスタイルのウェディング」は2011年7月1日のケイト・モスと「ザ・キルズ」のギタリストのジェイミー・ヒンスとのウェディングのスタイルが話題になったことが海外での流行の発端とされています。その後、2016年離婚成立。セントピータース教会 サウスロップはイギリスの田園地帯、コッツウォルズ村にある12世紀に建築されたイギリス文化遺産グレード1指定の由緒正しい教会ですが、荘厳華麗なカテドラルではありません。
挙式では13人の少女達で編成されたブライドメイドのチームとページボーイが登場しました。
ケイト・モスのウェディングドレスはジョン・ガリアーノのシルク・サテン・ゴールドのスパンコール・ドレス。ジェイミー・ヒンスはイヴ・サンローランのブルーグレーのダブルブレストの清涼感のあるスーツ。祝賀会はシャリー・バシー、スヌープ・ドッグ、イギー・ポップ、ブライアン・フェリー、ベス・ディットによるステージ。
ゲストはもちろん豪華な顔ぶれですが、セントピータース教会 サウスロップでの伝統的で簡素な挙式。スーパーモデルのウェディングドレスにすればシンプル。ゴージャスなティアラもジュエリーも身に着けず、ヘアスタイルもナチュラルなケイト・モスの潔さもクールでまさにBOHOでした。
ケイト・モスとジェイミー・ヒンスのBOHOスタイルのウェディングが欧米の最先端の人々に支持されたのも頷けます。古い世代のセレブ達の金満趣味溢れる結婚式は過去のものとなりました。
日本では流行しない?BOHOウェディング
日本でBOHOウェディングが流行しているとは言えませんがその理由はあります。日本では芸能人の盛大な結婚披露宴が注目され、豪華なウェディングドレスを着ることに女性は憧れます。
一応「女性は憧れます」と書きましたが、あなたも数十万円あるいは百万円を超える貸衣装に憧れているのでしょうか?価値観が多様化した現代において「女性は豪華なウェディングドレスに憧れるもの」というスローガンはステレオタイプなプロパガンダなのかも知れません。
25ansウエディング2017春号の連載記事で「BOHOなウエディング・スタイル」として取り上げられた以外にブライダル情報誌でBOHOウェディングの特集記事が組まれたことはありません。ネット上にも「海外ではBOHOウェディングが熱い」などの表面的な記事が少しあるだけ。
過去にドラッグスキャンダルに塗れたセレブや芸能人が改心しても、人気復活しても、莫大な収入を再び稼いでも、オシャレなウェディングをしても、日本のマスコミは決して取り上げることはありません。欧米だけでBOHOウェディングが話題になり、流行したのはそうした事情です。
過激な非商業主義こそBOHOウェディング
ボヘミアン(BOHEMIAN) の自由な感覚とNYのヒッピー、エスニックスタイル(SOHO)を融合した造語がBOHOなのですから、「商業主義的な結婚式の否定」こそがBOHOウェディングの本質。
だから「大自然の中で自由に挙式」「既成概念に囚われない価値観」「あなたらしいセンスのウェディングドレスとコーディネート」なんてことはどんな雑誌もマスコミも、ブライダル業者も言えるわけが無いのです。私はちょっと変わってる?
リゾートウェディングでも日本人にヘビーなタキシードとゴージャスなウェディングドレスを着せるのが大好きなブライダル業者にすれば「BOHOウェディングなんか流行らせてたまるか」が本音かもね。日本のブライダル業界には90年代バブルの残り香を感じます。
自由奔放なBOHOウェディングのアイデア
山頂でハンドメイドもしくはリメイクされたと思われるウェディングドレスにライダース風のジャケットをコーディネートした花嫁の写真がピンタレストにありますが、万が一、登山が好きな新郎新婦に大流行すればブライダル業者は大打撃を受けます。
サーフィン好きな新郎新婦はサーフボードを浜辺に飾ったビーチウェディング、海が好きな新郎新婦にスキューバダイビング・ウェディング、サイクリング好きの新郎新婦の自転車ウェディング、アウトドア好きの新郎新婦には装飾したキャンピングカーと、お手製のテントを湖畔に設営したウェディングも楽しそうですね。
欧米人が提案・実践するBOHOウェディングは常識にも世間体にも囚われない、ライフスタイルを反映した、手間さえかければ少額で実現出来るものばかり。つまり、虚栄心を満たす為にお金をかければBOHOではなく、センスの悪いウェディングになると言えます。
ハワイでBOHOウェディングを実現します
いくらあなたが「自由な感覚」の持ち主だとしても、参列者が日本人の場合は日本の価値観に合わせる必要があります。「新郎新婦が幼馴染みだったから、想い出の場所である近所の公園で結婚式」では参列者にも親族にも納得してもらえないはず。
ハワイウェディングの場合は滞在中に自分達で何日もかけて挙式やパーティの準備をすることはできませんから、新郎新婦と参列者の衣装、送迎、神父、ケータリング、ヘアメイクの事前の手配が必要になります。
ハワイを愛する新郎新婦なら「ハワイの海が見える場所がいいな」「森の中でのウェディングセレモニーが憧れ」「みんなでガーデンパーティもしたい」そんな希望に合う場所はかなり稀少。BOHOスタイルのハワイウェディングを実現出来るのはムームーレインボーだけ。ご相談ください。
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https://muumuurainbow.com/hawaii-garden-wedding/
アロハ! オーナーの菅谷です。リディアハワイは皆様のハワイでの素敵なお時間を創造することを使命としています。これからもサービスの向上にムームーレインボーともども、スタッフ一同、取り組んで参ります。記事へのご意見、サービスへのご要望はお気軽に!