ブライズメイドは新婦と同一の衣装を着ることで誰が結婚したかを悪魔に悟られない様にして、邪気を払う為のこの西洋の伝統は結婚式で10人の証人を必要としたローマ法に端を発したと一般的に考えられています。また旧約聖書の一部の創世記にヤコブが二人の姉妹を妻とし、二人の侍女を持ったことが記されていることからそれをブライズメイドの起源とする俗説もあります。
欧米のブライズメイド
独身者の花嫁の介添人はブライズメイド(bridesmaids)、既婚者の場合はブライズメイトロン(bridesmatron)。花婿の介添え人の男性は独身既婚問わずグルームズマン(groomsman)です。チーフブライズメイドとも呼ばれるブライズメイドの中心となる女性は独身であればメイドオブオナー(maid of honor)と呼ばれ、中心となる女性が既婚であればメイトロンオブオナー(matron of honor)と呼ばれます。
maid of honorはアメリカ英語、maid of honourはイギリス英語です。この写真の中央の女性はメイドオブオナー、もしくはメイトロンオブオナーだと思われますが、花嫁と同じ白いドレスを着たり、他の女性達と違う色のドレスを身につけることがあります。
日本のブライズメイト
日本の場合、ブライズメイドがフラワーガールやリングベアラーを積極的に兼任している様ですが、欧米人にすれば少し奇妙な光景に見えるかも知れません。
結婚式を終えた新郎新婦を教会の外では新郎新婦にで参列者達がお米を降りかける伝統的なライスシャワー、羽を撒くフェザーシャワー、花を撒くフラワーシャワーなどが行われます。
ブライズメイドの役割に「フラワーシャワーを行うこと」という記載もネット上ではしばしば見受けられますが、フラワーシャワー自体は参列者全員でやりますから、ブライダルシャワーやフラワーガールズの役割を混同した、もしくは意図的にアレンジした日本独自の解釈かと思われます。
ブライズメイドは独身女性の特権ではない?
メイトロンオブオナーだけでなく、既婚者はブライズメイトロン(bridesmatron)になれます。日本でブライズメイドは独身女性限定ということで周知されているのかも知れませんが、既婚者がブライズメイトロンと呼ばれることについてはあまり知られていない様です。
おそらく独身者だけがブライズメイドと呼ばれるので「花嫁を囲んで祝える女性達は独身じゃなければならない」と誤解をした人がこういう間違った常識を日本で広げてしまったのでしょう。
呼び名が違うだけでブライズメイド(本来はブライズメイズ)の中にブライズメイトロンがいて良いのです。結婚式で花嫁が独身の女性達に囲まれるなんて昔の話ですから。ブライズメイドとブライズメイズが使い分けられていればこの様な誤解も無かったのかもしれません。
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