数年前はハワイで結婚式をする人はハワイへの強い思いれを持つ新郎新婦が殆ど。二人だけのウェディングも現在より多かったかと思います。だけど時代も様変わりして ハワイウェディングはポピュラーに。しかしながら、変化は良い変化だけではありません。
ブライダル情報誌やネット媒体はここ数年で洗脳に近いカタチで今まで無かった「新常識」をとくに「プレ新婦」に刷り込んで来ます。あなたはダイジョウブだとは思いますが、今回はブライダル業界の方にマジで嫌われるどころか、ブチ切れられそうなお話。ブライダル業界の方はこの辺でお帰りいただく方がよろしいかと存じます。
あなたはセレブですか?
驚いたことに「とあるハワイウェディングの書籍」では「日本のサロンで試着して 空輸して新郎新婦お二人の衣装をハワイに持ち込むのが常識」だそうです。それだけで50万~100万円はかかりますが 書籍では金額には触れません。セレブならいくらでも贅沢すれば良いと思いますし、それだけ潤沢な予算があれば参列者の旅費・宿泊費も負担してあげてるのかもしれません。
ハワイのチャペルは下見するのが常識。前撮りハワイ旅行も常識。帰国後の盛大なパーティも常識。ウェディングプランナーを雇うのも常識だそうです。ウェディングプランナーのフィーだけで約100万円~ですがあなたは大丈夫ですか?
1000万円くらい平気で使えるセレブがやりそうなお話ばかりですが、セレブはオアフ島で無くマウイ島での挙式が定番。なのにこの書籍ではなぜか触れていません。潤沢な予算があれば参列者全員の旅費・宿泊費の負担は当然ですが、その書籍ではゲストへの新郎新婦のホストとしての役割には完全スルー。
近年のハワイウェディング情報には嘘とブライダル業者の都合のイイ話が多すぎて呆れますがそれを「参考になる」「役立ちます」「バイブルです」とかどうせサクラのレビューにしてもそれを読んで鵜呑みにするのはどうかしてます。
アメリカ人のハワイウェディングの常識
アメリカ人がハワイウェディングをする場合は本土からハワイの航空運賃が日本に比較して安いというのもありますが、結婚式の招待状と航空チケットを一緒に送るのが一般的。その気になればハワイから日帰りも出来るので、宿泊するか何泊するかはゲストが判断して自分で支払います。日本の結婚式でも交通費は普通に負担しますから日本人にしても特別おかしなことでもありませんよね。当然ながらご祝儀はありません。
メインランドに住むアメリカ人にすればハワイは田舎の島。ハワイでウェディングをするのは「素朴な結婚式」を希望する新郎新婦です。しかし、近年、日本人むけの商業用チャペルが増え、本来のハワイウェディングの良さが失われ、やたらゴージャスなウェディングをハワイで求める人が増えたと感じます。ゴージャスなウェディングであればオアフ島よりマウイ島。さらにはタヒチ、モルディブ、ドバイなどの超高級リゾートが向いています。
牧師さんとウクレレ奏者を呼んで新郎新婦だけ、もしくは数人での素朴なビーチウェディングをしている光景を郊外のビーチで時折見かけます。豪華な天蓋や椅子・テーブル・花を数十万円かけてレンタルもしません。外国人の一般的なハワイでの結婚式のイメージは今も質素なビーチウェディングや小さな教会での小規模なセレモニーなのかもしれません。
あなたの結婚式はあなたのものです
ブライダル業者は出来るだけ「利益率の高いこと」にお金を使わせたいのです。それはビジネスであれば当然。私もビジネスにおいては利益を重視しますからわからないでもありません。しかし、ブライダル業者のパッケージ提案に無理やり付き合う必要はありませんし、誰かに自慢する為に行うものでもありません。「あなたの結婚式はあなたのもの」なのです。
新郎新婦も参列者もリラックスして楽しめるのがハワイウェディング。あなたが常夏の楽園と呼ばれるこの島で挙式を考え始めた時はそういうイメージではありませんでしたか? なのに胃が痛くなるような思いをしながら短時間のセレモニーの為に 「完璧」「最高」「理想」を必死で追い求めて予算にも悩んでるとすればそれは既に幸福なウェディングではありません。
ゲストにすればハワイウェディングは教会に入場してから30分で終わるセレモニー。その30分にアメリカ人がびっくりする金額を使おうとする日本人。これは新郎新婦が悪いのではなく、みんながそうしてるかの様に雑誌やネットで思わされることで冷静な判断が出来なくなっているのです。
ハワイウェディングのセレモニーに大金を使うのは日本人くらいでセレブでも大きい予算は盛大なウェディングパーティに使うものです。日本でも披露宴に大きな予算を使う人は多くても結婚式に大金を使わないことはあなたも知ってるはずなのにハワイウェディングのプランはそこが「騙し」になっている様な気がします。
今回の記事は同業者に嫌われそうなお話ですが、本当にハッピーなハワイウェディングについて再考される新郎新婦さんがいればと思い書かせて頂きました。決して挙式費用を安くあげることを推奨しているのではありません。ホストとしての「おもてなし」の予算を適切に配分することでご家族・ゲストの皆様に喜ばれるハワイウェディングをして頂きたいのです。現状に疑問を感じているなら「ムームーレインボー「ハワイでウェディング」をご覧くださいませ。
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アロハ! オーナーの菅谷です。リディアハワイは皆様のハワイでの素敵なお時間を創造することを使命としています。これからもサービスの向上にムームーレインボーともども、スタッフ一同、取り組んで参ります。記事へのご意見、サービスへのご要望はお気軽に!